今週のアニメ 2018 10月 4週
今期見ているアニメについて書き連ねる雑記めいた謎企画「今週のアニメ」第一回です。
こちらはカッコイイ名前すら付けていない正真正銘の雑記。
Weekly Gamingとは週交代で、2話分まとめた感じになる。(今回は1,2話)
私はマンガ力(ぢから)がほぼゼロに等しいので原作との違いが~とかはまったく期待しないで欲しい。NARUTOもBLEACHも見たことがない。
22本と長くなってしまうが最後までお付き合いいただければ幸いだ。
DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
今季No1のダークホース。
アニメってよりはSF刑事ドラマっぽい感じで、使いすぎると人間が異形の怪物と化してしまう危険な薬物「アンセム」を取り締まる部署に配属された主人公。その部署では二人一組で行動する特殊な体制がとられていて、所謂「バディ」を組む。この辺が「TIGER&BUNNY」から続くバディシリーズの系譜を汲んでいる。
1話、2話…めちゃくちゃ面白い。隙がなさすぎる。正直私はまったく期待していなかったが、いい意味で裏切られた。話の展開、分かりやすい設定、魅力的なキャラクター、イカしたメカデザインなど上げだしたらキリがない。全体的にコメディー調でとにかく楽しんで見れる。ナレーションは滑っているような気はするが。
特に主人公のバディ兼先輩であるダグがとにかくカッコイイ。まさしくベテラン刑事といった立ち振る舞いで、どんな時も冷静沈着を乱さない。長年の経験で培った観察力で事件を解決へと導く。しかもCV三上哲。いいセンスだ!
特筆すべきは武器にあるだろう。怪物化したアンセムジャンキーを止めるには専用の弾丸が必要になる。捜査員によって弾丸を装填する武器が変わる。例えばピンクツインテの男勝りなディーナはスナイパーライフルだ。
ダグはというと…リボルバーだ。オイオイオイ。惚れてまうやろ。しかも劇中で好みで使っていると発言しているではないか! ダグの兄貴…!
いちゃもんの付け所がないほど面白いのだが、なぜ話題にならないのか。
埋もれさせるにはもったいないので、ぜひ見て欲しい。
RELEASE THE SPYCE
街を守る秘密部隊「ツキカゲ」に属する少女達の活動を描くアニメ。
キャラデザ、なもり。100点。
OP、ヒゲドライバー。100点。
シリーズ構成、タカヒロ。??????????
待て。あま~いミルクティに沈殿していたのはタピオカではなく七味唐辛子だったという訳か。(スパイスだけに)
表面的にはかわいい&かっこいいスパイアニメに見えるが、どことなく不穏な雰囲気が漂っているのが魅力的な本作。不穏に拍車をかけているのが「スパイス」というアイテム。秘密部隊とは言っても普通の女子高生なので、敵と渡り合うにはそれなりの力が必要だ。それを補うのが「スパイス」で、形状は様々あるが噛むことによって一時的に驚異的な身体能力を得ることが出来る… 明らかに危ないヤツですよね?
まぁ今のところ副作用やら中毒性はないっぽいから安心だな!合法ドラッグサイコー!
それはさておきヒゲドライバー作曲のやたら耳に残るOPがイイ。今季のアニメのOPはどいつもこいつも質が高すぎて嬉しい悲鳴が出る。
スパッパッパラッパとは?深く考えていはいけない。
ツキカゲのプロパガンダかもしれない。私はヤク漬けなんて御免だからな。
SSSS.GRIDMAN
話題になりすぎて語るべきことはもう歴戦の特撮オタクが全て語りつくしてしまっているだろう。このアニメについて語ること自体がかなりセンシティブな行為だ。
何故なら私は原典とも言える「電光超人グリッドマン」を見ていない。
放送当時はまだ私はこの世にいない!
見るべきかなぁ… アカネちゃんのポジションにいた人物が根暗オタクだったと聞いていてかなり気になっているとこではあるんだが、3クール分視聴するのは流石にキツイ。
とりあえず好きなヒロインはサムライキャリバーです。
「アクセスコード!グリッドマンキャリバー!!」は燃えた。
あかねさす少女
主人公である赤リボンの女の子は、ちくわを常備している。偶然かもしれないがこのアニメの内容もちくわのようにスカスカだ。いや、少し語弊があるかもしれない。登場人物の頭蓋骨の中がスカスカだとでも言うべきだろうか。
物語は、性格も容姿もバラバラな接点がイマイチ分からない5人の少女が「鉱石ラヂオ研究会」を結成し、ちくわを使って異世界との交信を行う。どういうこと?
ある日突然異世界との交信に成功し、空も地面も金色のパラレルワールドに飛ばされた。そこでは主人公と瓜二つの外見の少女が、金色の雪ウサギと戦っていた。なんで?
瓜二つの外見の少女(以下、ちくわ2号)は、何らかの手違いで現実世界に来てしまい、とりあえず疲れていたので主人公の家で一泊。明日の朝には礼も言わずにちくわ2号が失踪していた…。
これが1話のおおまかな流れだ。理解できただろうか。私にはわからん。考察班がいたら是非とも私に教えてほしい。このアニメの内容を理解しようとすること自体、ちくわに穴が開いている理由を考えるようなもので、途方もないような気がする。
だが褒めるべき点はいくつかある。まず一つ、キャラがかわいい。
二つ、戦闘シーンがフルCGでガンガン動く。違和感も特にない。
まったく良いところがないわけではない。ストーリーと登場人物の行動の意味不明さが足を引っ張ってしまっている。
そして2話では、前回散々ひどい目にあったのにもう一度異世界に行こうとする鉱石ラヂオ研究会。バカ!ウカツ!脳味噌ちくわ野郎!
当たり前のように成功し、飛ばされた異世界は、なんと女性が18歳で必ず許嫁と結婚しなければならない世界線だった…! ?????????
頭の中の疑問符が止まらない。
だが私はやっとこのアニメの楽しみ方が分かったような気がする。つまり設定がハチャメチャなパラレルワールドに飛ばされ、そこで巻き起こるハチャメチャストーリーの模様を楽しめばいいんだな…!
こう考えると割と面白そうではある。これは今後の展開によっては化けそうだぞ…!
ちくわの穴にチーズを詰めるかきゅうりを詰めるか、それはこのアニメ次第である。ちなみに私はチーズの方が好きです。
アニマエール!
今秋のきらら枠は、チアをやっちゃうぞ!
ここ最近のきらら枠は、女の子のほんわかとした日常よりもドラマ性を重視している気がする。夏の「はるかなレシーブ」では、1話を除いてすべてが水着回という偉業を成し遂げ、しっかりスポーツアニメとしても楽しめた。体育アレルギーの私が言うので間違いないです。
春の「こみっくガールズ」では、全12話の中で1年を経過させることにより水着回やショッピングなど日常アニメとしてのポイントも抑えつつ、キャラクターの漫画家としての成長も見事に描き切っており、素晴らしいアニメだった。
「アニマエール」はこの2大傑作に続けるだろうか。
チア部を立ち上げ、部員を集めるところからスタートしているのは部活モノのアニメとしては王道と言えるだろう。だが、きららアニメ…というかこの手のかわいさ重視アニメではメインキャラは原則4~5人、最高でも6人といったところだ。アニマエールのOPEDではどこかで見たことがあるような美少女5人が踊ったり走ったりきららジャンプしたりしている。
ここで1つ疑問を呈したい。チアって5人で出来るんですか…?
私の勝手な想像だが、チアというものは大人数で束になってよくわからないフォーメーションを組みピラミッドをつくったりするものだと思っている。5人でピラミッド組めますかね…?5人だとやや声援不足じゃないですかね…?5人だとゴライオンには…乗れる。
とにかく人数不足が一番の気がかりだ。
だけどそんな不安を吹き飛ばしちゃうような「アニマエール!」。あなたも応援されてみませんか。
最後に、猿渡宇希(うき)というキャラがいるのだが、いわばツッコミ担当で、きらら特有のやたら大袈裟なリアクションと勢いのありながらも事細かなツッコミが素晴らしい。
彼女のキレのあるツッコミを見るたびに、「そうそう!きららアニメってこういうノリだよ!!」と勝手にヒートアップしてしまう。
私は彼女にもう"チア"されてしまっている。
色づく世界の明日から
P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。やはりというか、P.Aが作っているだけあって作画にはかなり力が入っている。キャラクターも美男美女ばかりで素晴らしい。主人公のおばあちゃんまで美人。
だがストーリーは一般的な学園モノではない。まず主人公は2018年現在よりはるか未来からタイムスリップしてやってくる。その時間移動の方法が科学ADVよろしくタイムマシンによるタイムトラベルではなく、おばあちゃんの魔法によって飛ばされる。しかも時間絡みの魔法なのにサラっと使ってしまう。
このババア…ただの魔術師じゃない。“魔法使い”だッ!(マジックアイテムは使ってたけどね)
こんな科学と魔法が交差しちゃってる独特な世界観でお送りするのが「色づく世界の明日から」。主人公の目的は過去のおばあちゃんに逢うこと。ずいぶんとイージーだがそもそも主人公は魔術師の血はひいているが魔法が嫌いなようで、たいした魔法は使えない。なんとか過去の家族の家に転がり込むが、帰る手段も魔法がたいして使えないため分からず、おまけにばあちゃんは海外に留学中。もうちょっとこう、アフターケアといいますか…
主人公は色覚障害を持っており、世界がモノクロに見えている。そのせいか正直全てに嫌気がさしていて、鬱屈とした日々を送っていた。ところが現代で出会った男子高校生が描いた絵だけには”色”が見えたのだ。刹那周りがカラフルに染まり、主人公はその鮮やかな色にひどく感動する。世界が色づいちゃってるよ~!
こんな感じで展開するが、正直先がまったく見えないのでストーリーの良し悪しについては今のところなにも言えない。
キャラクターの細かい描写がとてもいい。特に主人公の現代生活に不慣れな描写がいい。未来では使えたタッチパネルを使おうとしたら開けなくて「あうう…」ってなるとことかね。
現代のジュースを飲んで「こんなおいしい飲み物初めて…」とか反応しちゃうとこもカワイイ。異世界転生モノのモブかって!
ただ描写に力が入りすぎて余計なところまでリアルなのは…まあしょうがないよね。主人公の魔法を一目見ようとスマホ片手にワラワラ集まってくる高校生がリアルすぎて反吐がでた。やっぱ高校生ってクソだな!
たまに夾雑物が混じるだけで全体的にビジュアルが美しく、上品な意味で目の保養になります。ぜひ見て欲しい。
うちのメイドがウザすぎる!
筋肉ダルマメイドとロシア系美幼女のコメディ。それ以上でもそれ以下でもないからあまり言う事はない。
可愛さ全開ビジュアルの割にはバックストーリーが重くて、ちょいちょい空気が重くなるのだが、それを中和していい方向に持っていくメイドが強い。家族絡みの事情で捻くれてしまった幼女がメイドにイタズラを仕掛けるのだが、元軍人のメイドはそれを軽々受け流す。異常にトムが強いトムとジェリーみたいな感じだ。
1話、ギャグも笑えるし、話のテンポもよくてとてもいい。幼女とメイドの相反する属性でキャラクターもしっかり立っていて素晴らしい。「逃げる幼女の作画がすごい!」みたいなツイートがバズっていたが私は気付かなかった。アニメの感想に向いていない。
2話、前半のネトゲの展開はあんまり好きじゃないかな。だって10割メイドが悪いじゃないですか。いくら距離を近づけるためとはいえ、越えちゃいけない一線というものがあるだろ。後半のキャンプで無理矢理感動展開にもってこうとするのも個人的にはあんまりなぁ…メイドラゴンかお前は。
所詮1話だけ盛り上がるタイプのアニメだわコレ!終わり終わり! とか思ってたけど最後の「全然楽しくなかった~!!!」で全てを許した。
2話、神回です。
ティラミス観てて思ったけど、櫻井孝宏って真面目ギャグやると凄い面白いな...
— ジスロマック (@yomooog) 2018年10月6日
ガイコツ書店員 本田さん
書店が舞台のコメディ(?)。作者の体験が元になっているエッセイ漫画をそのままアニメ化した形。登場人物は総じて何かしらのマスクを被っていて、それが名前に割り振られている。
「爆笑必至のお仕事エッセイ」とは書いてあるが、ギャグはまったく面白くない。ジーンピクシブで連載されていたので、全体的にノリが女性向けだ。いや、ピクシブを女性向けと言いたいわけではない。その辺は分かってくれ。
この作品はとりあえず大声でテンション高めに早口でキャラクターを会話させれば面白いと思っている節がある。あと独白。
過剰なウケ狙いで逆に冷めてしまう。なにが爆笑必至だ。
特に2話、編集者をアザラシで書いて欲しい~の下りは、「うちの身内こんなヤバイけど!?面白いでしょ!」みたいな魂胆が見え見えだし、笑えないどころか虫酸が走るレベルで寒い。ジーンピクシブ編集部の程度が知れる。まあエッセイだからこの辺はしょうがないのかもしれないが。
一方、書店のアニメとしての完成度はかなり高い。こちらもエッセイだからこそのリアリティがあり、多少ぼかしてはいるかもしれないが、書店の裏側をよく知れてタメになる。書店で働きたいと思っている方はこのアニメを見ると勉強になるのでは?
15分アニメなのも気軽に見れていいと思う。
コメディとしては面白くないが、書店で働く際の参考材料にする程度にはいいアニメなのではないだろうか。でも別に見なくてもいいです。
ただの学園ラブコメではない…って今期変化球多すぎませんか!?もう少し直球勝負の学園モノを見せてくれー!と言いたいところだがこれはかなり面白い。
まず第一有名声優しか使っていない。制作側の「これがオタクに受ける声優陣だろ?喰らえオラッ!」って感じの魂胆がにじみ出てて最高。これはいい魂胆です。
秋アニメが出揃うまでに一番注目を集めたのはこのアニメだっただろう。原作人気と声優陣のベストマッチ、そして出演者の宣伝も成功していたと勝手に思っている。杉田氏のツイッターで存在を知った方も多かったのではないだろうか?
私もその一人で、かなり前から視聴を決めていた。だが配信がアマゾンプライムのみとかなり少なく、肝心の話題性もグリッドマンと思わぬ伏兵ゾンビランドサガに持っていかれてしまった。これは布教しなければならない…!
物語は、二つの陣営に分かれている学園が舞台だ。東和国の人間が所属する「黒犬の寮」と、ウエスト公国の人間が所属する「白猫の寮」に分かれていて、二つの陣営は対立関係にあった。主人公である犬塚 露壬狼は「黒犬の寮」のリーダー格で、敵対している「白猫の寮」のリーダーであるジュリエット・ペルシアに密かに恋心を抱いている。
恋こそしているものの、対立関係にある組織のリーダー同士である以上争いは避けられない。この争いが何故か普通に戦うのが面白い。普通ならこう、特殊能力とか使ったり、そもそも弁論で解決すればいいのではと思うが、単純にステゴロで闘う。ほどよくバカ。学校側が対策を講じてないのもどうかと思うけどな!
争っている立場上告白はもちろん出来ないし、完全に犬塚の片思いなのでペルシアにはその気はない。しかもペルシアは女相手だからと舐めプする犬塚に憤りを覚えている。
なんて複雑なしがらみ…!周囲の環境にがんじがらめ…!
だがついに犬塚は決心し、ペルシアに告白する。何故か一度戦うが、快諾。決して許されない恋が今始まる…!
ここまでのストーリーを1話でやりきるのがスゴイ。学園周りの設定もすぐに入ってきたし、世界観の説明をして告白するまでの間にも「白猫の寮」の覗きに行ったり悪役(?)の三人衆にペルシアが襲われたりとイベントが挟まってくるので、その密度たるや半端ではない。
最後は「何でこうなるんだ~!?」で締めているのが高評価。設定は独特だがストーリーは王道を突き進む感じで分かりやすく面白い。2人だけの秘密の恋というのも視聴者と共犯関係を築くような形でいい。
続いて2話では2人っきりのデートを計画。はえーよ!もっと段階を踏むべきでは?
今回も話の主軸がデートではあるものの*1、その間にアクセサリーをプレゼントしようとしたりとかが挟まってくるのでやはり味付けはかなり濃い。
そして第2話イチの目玉がジュリ男だろう。このキャラクターは新キャラ…ではなく2人でデートするためにペルシアが変装した、いわば男の娘なのだ。
いきなりカワイイ概念の最終兵器を投入してきやがった…
これにはシェイクスピアも大満足。最初は渋々変装していたペルシアも途中からノリノリになってくるのがカワイイ。
想像以上に面白くて、内容がかなり濃いので見ていて飽きない。それとちょっとノリがひと昔前っぽいところがイイ。ぜひ見て欲しい。
本当は悪役キャラの丸流千鶴という男についても紹介したかったが、他のスペースを喰いかねないのでまた次にでも。
これも説明不要な話題作。単純にゴブリン狩りをするだけでなく、モンスターとしてのゴブリンの恐ろしさをリアルに描いたダーク寄りのファンタジー。
原作がやる夫スレで、作者自らが書き直し小説化したのが本作。後にも先にもやる夫スレの作品がアニメ化したり漫画化したりなんてのはもうないだろう。
突然だがやる夫スレは私も以前読んでいたことがある。もう内容もタイトルも朧気なのだが、確かに覚えているのは、やる夫が既婚でセイバーさんとくっついていて、友人のポジションにグラハム・エーカーがいて、やる夫のおじいさんが老ジョセフだったような。
「なっちゃんは子供の頃湯水のように飲んでいたけど、今は断然バヤリース派だお。」というセリフが印象に残っている。コメディ調で、展開に山も谷もない日常系だったことが脳裏に焼き付いている。
私はこのスレをクリスマスに読みふけっていたが、まったく孤独は感じなかったし、やる夫たちと一緒に聖夜を過ごしているような感覚だった。こんなに面白い作品を読まないでクリスマスパーティなんかを楽しんでいる連中に勝ち誇ってまでいたと思う。今になってその状況を考えてみると終わっているような気はしますが。
もう一度だけ読んでみたい気はするので、これから探してみようと思う。やる夫スレ捜索の状況は追って伝えよう。見ている方はまったく興味ないと思いますが。
ところでゴブリンスレイヤー、イベントやるんですって!
http://www.goblinslayer.jp/special/
出演者に東京エンカウントコンビがいる時点で面白いの確定じゃん。
この二人が共演するイベントは絶対に外れないと断言できる。ぶるらじ公開録音、妖狐×SS、コープスパーティー、最近だとポプテピピック。どれも面白かった、ハズ。
超いきてえ~~
一番言う事がない。そういやジョジョって名言ばっか使いますよね!もうちょっとオリジナルの言葉も使ったらどうなんでしょう???……………
嘘と見抜かれました。
来週からプリチャンにしようかな…
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
またもや変化球学園モノ。
「思春期病」という奇病を中心に話が展開する本作。学園モノというよりは伝奇に近い感じ。思春期病は患者によって症状が違って、例えば主人公なら突然胸にデカい傷跡が。
ヒロインの桜島麻衣は周りに認知されなくなる。この症状が中々厄介で、即効的に消えるのではなくジワジワと周囲に忘れ去られていく。さっきまで覚えていた人が1日後には忘れていたり、なんてのがザラにある。買い物が出来なかったりと不便にもなるし、何しろ本人に精神的負担がかなりかかる。これに比べれば主人公の胸のキズなんて大したことはない。
この奇病の解決策を探っていく。設定が面白くて、思春期病の描写がかなりエグかったりと物語にどんどん引き込まれる。
主人公の妹、梓川かえでちゃんも思春期病を患っており、いじめによる精神的ストレスで発症。症状は体中に切り傷が出来るというもの。アニメでは生で体が切り刻まれており、表情も相まって”凄み”があった。ジョジョ関係ないです。
伝奇物としての完成度は高いのだが、まあラブ要素ももちろんある。これが足を引っ張っているかと言われると、どちらとも言えない。ヒロインは全員魅力的ではあるのだが、一つ問題点を挙げるとしたら主人公、お前だよオマエ。
彼の名を梓川咲太と呼ぶのだが、クセが強い。強すぎる。
言葉回しが独特で…いや、もうオブラートには包むまい。単刀直入に言うと、痛いラノベ主人公の権化のような男である。所々のギャグセンスの高さは確かに認めよう。だがっ、痛い。痛すぎる。ラブシーンではこの痛さがいかんなく発揮されている。
これに関しては口頭で説明するよりも実際に見て、生の痛さを体感してほしい。見ているこちらが悶絶するくらいだ。
お前の心の思春期病を先に直さんかい!
閃乱カグラ ー東京妖魔篇ー
最も1話で衝撃を受けたアニメ。
閃乱カグラのゲーム版をプレイ済みの方なら分かると思うのだが、閃乱カグラがエロを売りにしているところはあるが、メインはゲーム自体を楽しんでもらうことを優先している。ある時は爽快アクション、またある時は水鉄砲でピュッピュとスケベトゥーン、今度はピンボールにも挑戦するから驚きだ。このように様々形を変えて我々に遊びを提供してきた。
閃乱カグラのシリーズプロデューサー兼爆乳プロデューサーでもある高木謙一郎氏は、4Gamerの「原田が斬る」にてこのように述べている。
マーベラス・高木氏が明かす「閃乱カグラ」の裏側――鉄拳・原田Pの不定期連載「原田が斬る!」。第4回は爆乳プロデューサーがその半生と,これからの10年を語る - 4Gamer.net
原田氏:
僕は第1作の3DS版のトレイラーを見て,ギャルゲーなのかなって思ったんですよ。でも実はアクションで,しかもかなり軽快に遊べるカジュアルアクションだった。「閃乱カグラ」シリーズのいいところはここですよね。(中略)
高木氏:
根っことして,誰にでも分かりやすく,悩まないゲームにしようというのは,すごく意識してますね。
エロでありながらもカジュアル。この奇跡的なバランスにより閃乱カグラはただのエロゲーではなくカジュアルゲームとして、また一大コンテンツとして成長してきた。
そしてプレイヤーの門戸を狭めないため、敷居を高くしないためにもシリーズのCERO指定はDにされていた。そのためゲーム内での衣装破壊演出は、局部を謎の光で隠したり、操作キャラの顔で隠すなどしたりしていた。
ところが第一話、思いっきり乳首出ちゃってるんですけど!?
閃乱カグラでキャラの乳首を見せないのは暗黙の了解ではなかったのか…!やってくれたな高木謙一郎!ありがとうございます!
実は1期があるのだが、そちらではゲームと同じく乳首は見えなかった。それどころか衣装破壊も下着までで終わっていた。2期が1期と世界観を共有しているのかと問われるとかなり返答に困る。そもそも1期がゲームとは違う世界観だったのと、2期が放送されるまでの間にキャラクター数は倍以上に増えた。おまけに主人公も変わった。ガンダムSEEDみたいなもんです。このような環境の変化もあり…っていうかこんなの考察するほうがバカだよ!
キャラ可愛い!バトル!服破れる!おっぱいドーン!
ヨシ! 難しいことは考えるな!
1話では飛鳥がボコられた。いいリョナ成分を補充できた。ゴブリンスレイヤーが陰のリョナだとすればこちらは陽のリョナといったところか。最後の展開からして割とシリアス寄りなストーリーなのだろう。
2話、みんなでスケベトゥーン! …?
引用ばかりで申し訳ないが、公式サイトのあらすじを見てみよう。
雪泉はスマートフォンを持っていないため飛鳥に連絡することができず、落とした大事なネコ耳を返せなかったことを気に病んでいた。そんな雪泉たち月閃女学館のもとに、スパリゾートへの招待が矢文で届く。怪しすぎる招待に罠を疑いつつ、おっぱいじゃんけんの結果、スパリゾートへ向かうことに。そこには蛇女学園と焔紅蓮隊も招待されていたが、飛鳥たち半蔵学院は一人もいなかった。胸騒ぎのする雪泉だったが、焔の挑発でピーチビーチスプラッシュ・スケスケver.対決が開始された。
もう滅茶苦茶や。どこからツッコめばいいのかも分からない。彼女たちについていくにはこちらも相応のレベルにまでIQを下げる必要がある。
とりあえずスケスケで全員の乳首が見れてよかった。
あと飛鳥がめっちゃ凹んでた。一回負けたくらいでそんないじけるなよ…
東京要素も妖魔要素の欠片もないが、不条理ギャグとしてはかなり楽しめる。でも別に見なくてもいいです。
ソラとウミのアイダ
問題作。だが悪い意味での話題性も「いもいも」に持っていかれ、中途半端な立場になってしまっている。
このアニメ、実を言うと放送前はかなり期待していた。宇宙で漁をするという奇抜な設定に惹かれたのと、登場キャラクターもそこそこ好きなデザインだったからだ。
蓋を開けてみるとどうだろう、ほんわかした雰囲気からとは程遠い漁業組合の生臭いしがらみ、屑主人公、ソシャゲ要素…なかなかクセの強い仕上がりとなっている。
でも酷評するほどのひどい出来ではないような気がする。作画もまあまあ安定しているし、それほどストーリーが崩壊しているワケでもない。メカデザインは結構良かったりと褒める点もあり、普通のアニメとしては成立している。一般アニメの皮を被っているからこそ逆にタチが悪いってのもあるけどな!
結論としては、常識的なポイントは抑えているがそれ以外が悉くダメ。
先ほどメカデザインが良いと述べたが、漁師たちが乗り込むポッドは本当にカッコイイ。ツルっとした形がスマートでイカしている。
このポッドで漁をするのだが、皆さんは何で魚を捕まえると思います?
「マシンガン!」うんうん。「電撃ネット?」良い発想だ。「麻酔銃!」悪くない。
皆様は良いセンスをお持ちでらっしゃる。イカしたメカにはそれなりの現代武装が積まれているべきだ。
だがここで前述のソシャゲ要素が足を引っ張ってくる。ポッドには何故かスマホが積まれており、そのスマホでガチャを引き、当てたキャラの力で漁をするのだ!
キャラクターに応じた武器を装備して戦う。例えばオーディンなら槍を装備できるぞ!初心者でも扱いやすいためリセマラにはオススメ!
ふざけんな!近代的なメカにファンタジーな槍を装備させたところで逆に見映えが悪くなるわ! 折角のメカデザインの良さも潰されてしまっている。
神の扱いの悪さもソシャゲらしい。オーディンもそうだが、伊邪那美もサラっと扱われる。日本神話の主神の嫁やぞ。もっと丁重に扱いなさいよ!
特殊能力要素も盛り込んでいるのに、あまりうまく使えていない。オーディンの槍を使って何をするのかと思えばデカい魚の口につっかえ棒代わりにしたり。随分としょぼいグングニルの使い方だな!
連携なんかもするのだが、特に戦術的ではないし捻りもない。先輩漁師チーム(何の脈絡もなく突然出てくる)はイザナミを使ったりして連携するのだが、二人がかりで神通力で魚を抑え込みネットで捕獲。これがアリならもう槍とかいらなくない…?
戦闘がダメでもストーリーが良ければいいのだが、良くも悪くも普通。
女の子たちの食事シーンなんかは楽しそうでいい。特訓中に芽生えるキャラ同士の友情もよくある感じだけどいいと思う。ところが漁業組合には女性が漁をすることをよく思っていないヤツもいるようで、男女雇用機会均等法だとかなんとかで揉めている。生臭い大人の問題だ…。
比較的平和なアニメなのにストーリーで男女問題に触れてくるのかよ!?
こういうのはセンシティブな話題だからあまり触れないアニメが多い*2のに、「ソラとウミのアイダ」はさながらマグロのように堂々と突っ込んでくる。そういう路線は攻めなくてもいいと思うぞ…。
最後にこの屑主人公について話さなければなるまい。
名を空町春。見た目は美少女だが、中身が美しいとはとても言えない。
自分のミスを他人に擦り付ける、屁理屈、とにかくトラブルを引き起こしまくる。細かいところまで挙げたら一人で七つの大罪を背負い込むレベル。
だがドジっ子という訳でもなくて、もはや故意的にふざけてやっていると思われる節がある。そして謝らない。1、2話の時点で自分が引き起こしたトラブルに対して仲間に謝罪の一つもしていない。人間としてどうなんだ…?
ところがおばあちゃん思いなところがあり、運動が苦手な子をフォローしてあげたりと、悪いところが多すぎて埋もれてしまっているだけであって、普通に良いところもある。
他にも棒読みだとか色々あるけど、なんだかんだ続きが気になってしまう。でも貴重な30分を消費してまで見るようなアニメではないです。
ゾンビランドサガ
秋アニメ放送開始まで秒読み段階だったところに突如出現した謎のアニメ。その話題はまるでゾンビの感染ウイルスのように瞬く間に伝播し、次々とその魅力に魅入られたゾンビを増やし続けている。
名前は知ってるエイベックス
ゲームもアニメほぼ必ず成功“敗北を知りたい”Cygames
最近だとユーリ!!! on ICE、神撃のバハムートでもおなじみのMAPPA
この三社が合同開発した凶悪新型ウイルス「ゾンビランドサガ」の勢いは止まるところを知らない。危険と知っていながらもついつい手を出してしまうその魅力とは…?
それは毎回新鮮な楽しみがあるのが大きい。ゾンビなのに新鮮。アイドルというありふれたジャンルの中でこうも毎回違った事に挑戦したアニメはあっただろうか。
というかそもそもアイドルらしきことなどしていない。1話でデスメタル、お次はラップによるフリースタイルバトル。どちらもアイドルの明るいイメージとはかけ離れたダークなエンターテイメントである。こんな無法っぷりがゾンビ以外に出来ようか。
そんじょそこらの三流プロダクションなんかがやってみろ。どちらも失敗し、精神的に腐ってしまうだろう。「一兎を追うものは二兎も得ず」なんてのはよくできた言葉だ。いや、体は腐ってないからセーフとかそういう問題ではなくてだな。
ところが彼女たち一流ゾンビは二兎どころか多数のファンを獲得する大活躍。もはやステラステージも遠くはない。その裏には敏腕プロデューサーの暗躍があった。
巽 幸太郎である。彼こそゾンビを生き返らせたネクロマンサーであり、ライブを次々と大成功させる陰の立役者。人材ハンティング、プロデュース、おまけに本筋のギャグまで担当し、何とついに現実にまで侵攻してきた。
極秘ルートからその映像を入手したので公開しよう。こっそりねコッソリ。バレなきゃ犯罪じゃないんだよ。
相変わらずのエキセントリックぶり… いや?これは声優の宮野真守氏ではないか?
いや?アニメに出ているのが宮野真守氏で動画に出ているのが巽幸太郎?
もしや同一人物? そんなハズはない。何故なら宮野氏は毎晩私にラインを送ってくれているマブダチだ。
返信の内容は毎度無味乾燥といった感じだが、声優業が忙しいのだろう。真相は結局のところ霧に包まれてしまった…
ウッ!まずい、どうやら私もウイルスが回ってきたようだ。
早く逃げろ! まだ間に合う! ぜひ見てほしい!
いったいおれ どうな て
でびどる!
私はメタフィクションが好きだ。それが適切な場面であろうとなかろうと、世界観を壊していようが守っていようが、ウケているか滑っているか。
そんなことはどうだっていい。私はメタ演出によるアニメと現実の境目が曖昧になる瞬間が好きなのだ。
こんな大層な御託を並べたが結局のところ「でびどる!」は私のようなメタ演出大好き人間が最も喜ぶ「声優のアドリブコーナー」があるアニメだ。やったぜ!
この手のアニメは存在自体がメタの塊みたいなもんだぜヒャッハー!そもそもメタってなんだとか考え出してしまうとキリがないので、そこは思考停止で行かせてもらう。
所謂「gdgd妖精s」みたいな感じ。3人のカクカク低予算CGの女の子がいろいろします。一部声優も同じで、スタッフもいつもの奴ら。精神的続編のような、そうでもないような。元を辿ると「コチンPa!」という15秒アニメらしい。
カチカチ女の子とか言ったが、キャラクターは普通にかわいい。
声優も豪華。
露血ッ斗先生は別に可愛くない。何だこのサンドボックス感は。そしてCV.ふかわりょう…?私は芸能方面には疎いのでよくわからないのだが、恐らくこの和製セブルス・スネイプのような男もそこそこ有名なのだろう。
ただOPでの走りはカックカクだけどね。通信ラグが激しいMMORPGのキャラみたいな走り方をします。
本命の大喜利コーナーは回にもよるけど普通に面白い。特にアイラ(三森すずこ)の手慣れた回答が面白いのでこれは是非本編を見て欲しい。
後2人は…まあ滑ってる時もあるけどカワイイから許しちゃおうかな~!*3
視聴者参加型大喜利があったりと、アニメとしての枠を飛び出している。
次こそでびどる大喜利参加するからな。
— ジスロマック (@yomooog) 2018年10月5日
ふかわりょうのサインは俺がいただく。
このツイートに公式からいいねが来た。もうダメだ。監視されてるから下手な事は言えない。 媚を売るようだが、15分アニメだからサクッと見れるしオススメです。
いくら私が無知であろうと、流石にこの作品は知っていた。
東京喰種とか、亜人みたいな名前だけ聞いたことあるヤツ。そんな認識だった。私はあまりメジャーな方面に興味が持てなかったので、進撃の巨人なんかも名前とミカサくらいしか知らない。
正直放送開始前までは内心バカにしていた。アニメ化に失敗して爆散するところを生で見届けてやろうと思っていたのだが、普通に面白かった。
さすが転生界の重鎮とも言える作品だ。名作って面白いんですよね(真理)。
特に演出面に一番力が入っているように感じる。スキル「大賢者」の演出が凝っていて、RPGのスキル獲得を意識した演出なのだろうが、正直現行機のゲームを超えている。こんなゲームあったら遊びたいと思わせるほどのUI。
これも演出に加えていいものか迷うが、図解用の画像も分かりやすくてイイ。ちょっと複雑な状況でも図解のおかげで理解が及ぶ。
他にも作画はヌルヌル動くし、作画コストの高そうなモンスターが出てくるのに一瞬で使い切ってしまったり、ホームページは見やすいし…。とにかくハイクオリティ。
でもスマホゲーには手が回らなかったんですね…と言いたいところだがそこはアニメとは関係ないような気がするのでそっとしておこう。
言う事はもうないです。
となりの吸血鬼さん
これはきらら…?いや違う。普通の日常アニメだ。
こと日常アニメにおいて「普通」以上の褒め言葉があるだろうか。我々は「普通」と「癒し」を求めて日常アニメを見る。普通を維持し続けるのはかなり難しい。それでも毎回変わらず不変の「普通」を提供してくれるのが日常アニメの素晴らしさだ。
つまりは「となりの吸血鬼さん」が最高ってことだ。
メインキャラを紹介しよう。銀髪ロングの赤目が「となりの吸血鬼さん」ことソフィー・トワイライトちゃん。めっちゃかわいい。アニメや読書が好きというオタク狙い撃ちのキャラ設定。めっちゃかわいい。
ソファー真ん中、黒髪の緑目が天野 灯。学生なのにいきなり吸血鬼の根城に引っ越してくる行動力の化身。ソフィーちゃんを愛でている。
右下、少しずれたカメラ目線の橙色が夏木 ひなた。ツッコミ担当で、灯の幼馴染で親友。灯が大好き…あっ、そういうトライアングル…。
左上、金髪紫リボン…って誰だお前は!?2話までしか見ていない弊害がこんなところで回ってきたか!だが一つ分かるのは見た目的に吸血鬼ッ!待ってろ、いまガーリックトーストを焼いて退治してくれる…って倒せるか~い。かわいい。
こんなかわいい女の子たちがわちゃわちゃ日常を送る。
1話、人形大好き灯は「森の洋館に姿が変わらない人形がいる」という怪談を吉報と受け取り、さっそく調査にかかる。行動力の化身…!
そこで出会ったのは人形ではなく不老不死の吸血鬼だった。「人形も吸血鬼もたいしてかわらんやろ」と灯。吸血鬼ソフィー・トワイライトをすぐに好きになり、現代のヴァンパイアの意外な生態を知りつつ、親睦を深めていく。
だが種族の違いというのはやはり大きな隔たり。ソフィーは長年の経験で「どれだけ仲良くなろうといずれは吸血鬼が怖くなり逃げだすだろう。」と思った。そしてなるべく自分から遠ざけるために、己の強大さをアピールした。
それでもまったく臆さない灯。ソフィーはとうとう諦め、2人の同居生活がはじまった。それからは、もう…
ああ…
おお…
WRYYYYYYYYYYYーーーッ!すみません。最後はイメージです。
結婚まではいかないが、かなりイチャイチャ寄りの日常アニメ。
2話では二人でサイン会に行く。実質デートみたいなもんだ。2話でデートする作品は名作だとジュリ男も言っていた。日常アニメが少ない今期の癒しだ。他が強烈すぎて埋まってしまっているので、ぜひ見てほしい。
ひもてはうす
私はメタフィクションが好きだ…アレ?そう、この作品も「声優のアドリブコーナー」がある。奇跡のアドリブシンクロニシティが起きた。
「でびどる!」が「gdgd妖精s」の系譜を汲むものだとしたら、「ひもてはうす」は「てさぐれ!部活もの」に近い。
シェアハウスの5人がいろいろやって、アドリブコーナー。声優が6人いる分、こちらの方が大喜利は面白い。しかもほぼ全員経験者なのがズルい。
でも甲乙つけがたい。こちらはアドリブコーナーが少し短いし、あっちにはふかわりょうがいるからな。
君はどっちを応援する!?
ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。
こんなにメルヘンな雰囲気だが、なんと悪魔たちの日常を描くアニメ。
でもどちらかというと恋愛要素の方が強い。キャラそれぞれにカップリングが組まれており、”関係性”を楽しむアニメ。こういうの大好き。
かといって常にいちゃつくわけでもなく、ゆる~いストーリーの中でゆ~っくり恋愛が歩みを進めていく感じ。
とにかくかわいい。キャラも、ストーリーも、空気も、全てがかわいい。このタイプのキュートを「ゆめかわ」と分類するのだろうか。
このガタイのいいcv日野聡の悪魔すらかわいい。
趣味がお裁縫とお菓子作り、ぬいぐるみが好き、甘党、寡黙だからボードで会話する、cv日野聡。かわいい~。
さいかわはコイツだ。
どれ?じゃないが。頭の上にいるあれですってアレ。あのぽわぽわ。
名前はケサランパサラン。UMAとして知られているが、今作ではベルゼブブのペットのような立ち位置で登場する。大量繁殖に成功しており、ありとあらゆるところを漂っている。とにかくもふもふ。それ以外に何もない。とにかくもふもふでさいかわ。
何とアイコンもプレゼントされている。大量繁殖の賜物。ケサパサ好きの同志は今すぐダウンロードするべきだ。
ケサパサ Twitterアイコンプレゼント | TVアニメ「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。」公式サイト
そして私はこのアニメを見ている間「かわいい…」の連呼が止まらなかった。1話2話で合計約20回、つまり一つにつき10回。そのぐらい言っている。ぜひ見てほしい。
今のところ今期で一番面白い。
百合アニメだからと敬遠する方もいるだろうが、見て欲しい。そもそも百合アニメという呼称がこのアニメを軽んじているような気がしてならない。いやまあ実際のところは百合なのだが、これはそんな言葉で片付けられる程の単純なストーリーではない。純愛でもないし、青春ってわけでもない。
原作未読だからこそ楽しめたのだが、この物語にはミスリードを誘う罠が仕掛けられている。
物語は主人公の小糸 侑が入部する部活に悩むところから始まる。なんやかんやで生徒会に入ることになるのだが、生徒会室に向かう途中で見てしまった。告白の瞬間を。男の方から告白したが、振られてしまった。フッた側の黒髪の美女は「ごめんなさい、私、人と付き合う気はないの。」と。そこで主人公はその姿を見て、頬を赤く染める。
この時点で私は「主人公、もうおちたな…」と思った。ミス。
続いて主人公と黒髪美女のファーストコンタクト。美女の名を七海燈子。容姿端麗、学年トップの成績、運動神経バツグン。次期生徒会長とウワサされるちょっとした有名人。主人公は彼女と生徒会の仕事をこなしつつ、告白の件について尋ねる。燈子は、「私、あんまり人を好きになれないのよね。」と答えた。再び頬を染める侑。
私は「もう発情してるやろコレ…」と思った。ミス。二度目。この時点での私の物語の全体像は、「先輩大好き後輩と、恋にドライな先輩の微妙にズレた恋模様」だった。
一気に話を進めて、1話終盤。侑は燈子に相談をした。「中学の頃に告白された男子に、まだ返事が出来ていない」と。何故なら侑も燈子と同じ「人を好きになれない人間」だったからだ。告白を受ける前までは恋をキラキラしたものだと思っていたが、実際には何も響かず、その違和感を覚えたままズルズルと高校まで返事を長引かせてしまった。
侑は、ときめかない自分が不安で仕方なかった。自分はどこかズレているのではないか、そもそも自分は恋をしていたのか…そんな矢先に出会ったのが自分と同族の「恋をしない」人、七海燈子。そう、侑は燈子のクールビューティに惹かれて赤くなっていたのではない。自分と同じ人を見つけた安堵、そしてそんな己を貫く燈子の気高さをかっこいいと思っていたのだ。二人の間に「恋」なんてどこにも芽生えてなどいなかった。
私はこの展開に衝撃を受けた。まさか恋愛でここまでのミスリードを張り巡らされるなんて予想だにしていなかった。「あ、ああ…」と死にかけの金魚のように口をパクパクさせることしか出来なかった。そしてこれまでの己の短絡的思考をただひたすらに顧みた。「まだだ、まだ1話も終わっちゃあいない…!」とあまりの衝撃に卒倒しそうな自分をなんとか制止し、視聴を続けた。
ラストシーン。侑は男子に思いを伝え、晴れ晴れとしていた。先輩からのアドバイスがとても効いた。「ありがとうございます、先輩。」そう伝えようとした時、侑の眼前に立ち尽くすのは妙に汗ばんだ手をピッタリ握り、何故か頬を赤らめた七海燈子だった…。
ウワーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!!!!
もう言葉など不要。 みんな、「やがて君になる」を見ようぜ。
あなたもこのアニメをやがて好きになる…私はもう恋してる…。
視聴推奨。
最後に
ここまで見てくれている人はいないかもしれないが、一応書いておこう。
こんなに長ったらしい冗長な感想を見ていただいてありがとうございます…!
中には感想でも何でもないものもあったし、世間が六花ちゃんの水着がえちえち騒いでいる時に未だに2話の感想を語っている行き遅れブログはここぐらいだろう。
もう11月1週も終わるというのに…。でも、こんなに長いのは今回限り。
世界観の説明があったりで長くなってしまったが、次回からはホントにその週の話にしか触れません。次もお時間があれば見ていただけると嬉しいな。
そして今回の紹介からアニメを見始めてくれたら、それはもう恐悦至極でございます。
ホントの最後ですが、こんな隅の隅にまで見ていたただきありがとうございます。いいねも共有もいらないです。最後まで目を通してもらっただけで大満足です。
それでは、またの機会に。