愛と爆発と社畜の3部作「ショベルナイト」Switch版
スマブラに参戦したことでも話題のショベルナイト。
名前こそ耳にしていたものの、今まで全く触れていなかったのでプレイしてみた。
私は ショベルナイト編→スペクターナイト編→プレイグナイト編の順でプレイしたのでその順に従って、3つに分けて紹介する。
それでは、掘削開始!!!
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メーカー ヨットクラブゲームズ
対応機種 Switch/3DS/WiiU/PS4/Vita/Xbox One/Steam
ジャンル 2Dアクション
価格 2160円
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愛を取り戻せ!! ショベル・オブ・ホープ
かなり端折ってストーリーを説明するが、
- かつて未開であった土地で数々の武勇を立てたショベルナイトと相棒のシールドナイト
- いつものノリで運命の塔の攻略を試みるものの、失敗。なんか呪いのせいでシールドナイトがどっかいった。
- 密かに盾女(男にも出来ます)に恋心を抱いていたショベルナイト、傷心。戦士稼業を引退し、ひとり孤独に農家として細々と暮らす。
- だがある日、2人を引き裂いた運命の塔から、世界征服を目論む邪悪なヤツ、「エンチャントレス」そしてその配下の「ボクメツ騎士団」が現れる。
かつて英雄と呼ばれた男が、今再び立ち上がる。さぁショベルを抜け!
大体こんな感じ。
基本的にはマリオ的な横スクロール2Dアクションとなっており、ショベルで敵を倒しつつゴールを目指していくというシンプルかつ非常に分かりやすいゲームだ。
おおまかな流れとしては、城や機械工場や飛行船で待ち受けるボクメツ騎士団を撲滅(激ウマ)し、運命の塔で待ち受けるエンチャントレスを倒しに向かうことになる。
それぞれのステージでは、騎士団のキャラクターに合わせたギミックが展開される。
例えば、氷の騎士フロストナイトのステージは一面氷で覆われており滑りやすくなっているため、落下死が多発する。
これらのネズミ一匹通さない難関ステージを突破するには、ショベルを振っているだけではまずボスに辿り着くことすら出来ない。
ショベルを有効活用する必要がある。
S・T・A(ショベル・テクニカル・アクション)の代表格ともいえる技を伝授しよう。
ジャンプ中に下方向にスティックをたおすことで、トランポリンのように跳ね返ることが出来る。この突き刺し攻撃を上手く利用すれば、通常のジャンプでは届かない場所にもたどり着ける。
敵に連続ヒットさせることで、大ダメージを狙える。ボス戦でもダメージソースとなる。(ボス撃破時のスクリーンショットを見返してみたら、ほとんど突き刺しで倒していた。)
そしてもう一つショベルとは違う旅の相棒がいる。それが「レリック」。
レリックは、画面左上に表示されている魔力を消費して使用するアイテムである。
画面のファイアロッドは魔力を4消費して、直線上に火の玉を発射する遠距離攻撃アイテムだ。ロックマンで例えるとメタルブレード。
回復や10秒間無敵などの効果が得られる使い切りアイテム「リンゴマスの聖杯」。ロックマンで例えるとE缶。
魚を釣り上げられる「釣りざお」。ロックマンには 存在しない 最上川(ロックマンが季語の自由律俳句です)
他には9つレリックが存在する。
ここまで紹介した「キャラクター特有のアクション」「レリック」はショベルナイトの基本的な要素だ。
まず最初にプレイするのは、このゲームの基本的な流れやアクションなどを覚えるためにも、ショベルナイト編 をオススメする。難易度も3部作の中では難し過ぎず、簡単過ぎずな程よい歯ごたえなので。
ショベルナイトの”ショ”を紹介出来たあたりで、いよいよこのゲームのアクション以外のシステム紹介などを交えつつ魅力に迫っていく。
まず1つ目に挙げるとすれば、ゲーム内通貨を手に入れたとき、そしてゲーム内通貨を掘り当てたときの気持ちよさだろう。
ゲーム内通貨は一様に宝石になっており、宝石の色によって価値が決まっている。
青<緑<黄色<赤<桃色
の順で価値が高い。特に赤と桃色に関しては、宝石かくあるべしという形をしている。
ヤバイ。もう見た目で「自分は価値ありますけど?」アピールをしている。道端にごろごろ転がっていてほしい。
ステージ中あちこちに存在する石の山をザクザクと掘ると、前述の赤や桃色の宝石がどんどん飛び出してくる。この「財宝を掘り当てている感じ」がなんとも言い難い多幸感に包まれてたまらない。
特に宝箱を開けた時はそれが顕著で、開けた瞬間金銀財宝が滝のようにあふれ出す。
そして地面に散らばった宝石を獲得すると同時にピロピロリンというゴキゲンなSEが鳴る。
だが、時にはこの尊い宝石たちが牙をむく。
それがショベルナイト特有のコンティニューシステムである。
このゲームは残機が存在しない。代わりに死んだときにはその場で自分が所持していたゴールドをばら撒く。
どれだけ死のうとステージの最初に戻されたりはせず、チェックポイントから復活出来るのでアクションが苦手な方にも優しいシステムだ。
だが、私のような意地汚い守銭奴は何故か羽の生えた袋となったゴールドを取り戻そうとして再び死ぬ。
これこそショベルナイト最多死因。
ゴールドを何度もばら撒き、先ほどまであった8000ゴールドがいつの間にやら500ゴールドになり、やがて一文無しの素寒貧と化す。
金をとるか、自分の命をとるか。
ゴールドは、村などで装備の購入や、自身のステータスアップに使うことが出来る。
画面右にいる北斗四兄弟の三男みたいな奴からステージで取り損ねたレリックも購入できる。
先に村でゴールドをある程度使ってから、ステージに挑戦することをオススメする。
2つ目の魅力としては、開発陣のレトロゲームに対する愛がヒシヒシと伝わってくる、細部までこだわられた美しいドットと、それにあわせた最高の8bitサウンド!
ここに関しては3部作通して不変のものなので必ず保証する。
前者は貼ってある写真でも分かると思うのだが、1キャラのとにかく細かい部分まで作られており、しかもこれがヌルヌル動く。
例えば上の写真真ん中、汚い三ツ星カラーズ鬼畜リーダー、リンゴの帽子を被っている男は「左右に体を動かしながら手を水平にして上下させる」というヤクでもキメてるのかと思わせるメチャメチャな動きを常にしている。だがこれもドットとは思えないような、ヌルヌルムーブをする。
他にも、陽気な音楽に合わせて激しいダンスをする緑色のババアや、リンゴマスキングのショー(前述のリンゴ帽子を被っている男はこのリンゴマスキングの信者)は一言では表せないほどの美しくも激しいドットで描かれている。今すぐにでも見せたいほどなのだが、これはぜひプレイして自分の目に焼き付けてほしい。
後者の音楽に関しては、ハイテンポなダンスミュージック(さっきの緑ババア専用BGM)から、やたらと耳に残るボス戦闘曲まで魅力的な曲が勢ぞろい。
私のお気に入りは
A Thousand Leagues Below(トレジャーナイトステージ)
High Above the Land(プロペラナイトステージ)
The Vital Vitriol(プレイグナイト戦)
これでも絞った方なのだが、こんな感じ。トレジャーナイトとプロペラナイトはプレイアブル化もされていない上、そこまでステージ難易度も高くない(プロペラはステージギミックは難しいが本人が強くない)のでどうしても騎士団の中で印象が薄くなってしまいがちだが、BGMの面で印象に残るようになっている…はず。
「shantea」シリーズや、月面ステージのBGMでも有名な「わんぱくダックの夢冒険」のHD版も担当している方だ。月面ステージはHD版の方が好みだ。
ロックマン1、2で知られている松前真奈美さんも2曲のみだが提供している。
プレイグナイトステージの曲調で気づいた方もいるのでは?
これだけ御託を並べてみても、音楽に関してはまず聞いてみないことには始まらない。気に入った音楽があったゲームを触ってみる方も一定数どころか多数いるはず。
自分もその一人なのでショベルミュージックが琴線に触れた方には、是非ともゲームも遊んでみてほしい。
3つ目としては、それぞれの個性際立ったキャラクター達によるコミカルながらも、時には熱い掛け合いだろう。
掛け合いを引き立てる演出も上手い。
ショベルナイトのキャラクター像としては、「誰よりも騎士道精神を重んじており、冗談の通じない堅物だが、たまに天然が出る」といった感じで、上の写真の帽子屋との会話ではアンジャッシュめいたミニコントを展開したりもする。
この後遊戯王シリーズなどでありがちな「デュエルで解決だ!」的な流れになり、帽子屋のハゲと何故か戦うことになる。
コントも出来れば熱い展開もこなしてみせてこそ、主人公というもの。特にショベルナイト永遠のライバル、ブラックナイトとは大作RPG顔負けの激アツな掛け合いが見られる。他の騎士団との掛け合いもコミカルながらも、プレイヤーの士気を高めてくれる。
演出は、ボス戦時のギミック展開も素晴らしいのだが、メッセージウィンドウが表示されていない時こそ演出の上手さがいかんなく発揮されているように思う。
ネタバレを避けるため内容は伏せておくが、ラストシーンに関してはこの絵のみで伝える演出が極まっている。
気になった方は是非とも最後まで遊んで見てほしい。
この先は君の目で確かみてみろ!
さてさて…ショベルナイトの魅力を感じていただけただろうか…
少しでも感じていただけたならば私もとても嬉しい。
そこの気になったアナタ! 今すぐにでもeショップやらプレイステーションストアにでも飛んで購入するべきだ!!
さあ、ショベルスタート!!
上司を恐れよ…闇の中間管理冒険活劇 スペクター・オブ・トーメント
現行の3作品の中では最新作となる、ボスキャラでありながらも大人気だったスペクターナイトにスポットを当てたストーリーだ。
内容はショベルナイト本編の前日譚を描いている。
今回も端折ってストーリーを説明しよう。
- はるか昔、エンチャントレスと世界征服の準備をしていたスペクターナイト。
- ある日突然、エンチャントレスから「お前だけじゃ心もとないから人手を集めてこい!」と言い渡される。これが後のボクメツ騎士団である。
- 一人スカウトするたびに輝きを増すお気に入りのペンダント。このペンダントがスペクターナイトを人間へと戻すキーアイテムなのだ。
- 上司の期待に応えるため、部下たちを安心させてやるため、そして自分自身を取り戻すため… 上司と部下の板挟みになりながら今日も頑張れスペクターナイト!!
こんな感じである。
簡単ではあるがショベル・オブ・ホープとの違いをまとめてみよう。
- アクションが大幅に変化。壁走りや壁キックなどの忍者じみた動きが可能に
- 空中での攻撃方法も突き刺し攻撃ではなく、対象に空中ダッシュ攻撃に変化
- レリックも入手方法や用途が変わり、魔力も敵がドロップするように
- 拠点が変わり、ステージ選択も横広がりではなく、ロックマン形式で最初から全キャラを選択可能
- ステージ内容やボス戦もアレンジが加えられた
かなり本編との差別化がされている。
特にアクションはショベルナイトがしっかりとした横スクロールアクションを楽しむキャラクターになっているのとは対称的にスペクターナイトは横スクロールを破壊する超スタイリッシュアクションが可能なキャラクターに仕上がっている。
壁走りや壁キックの恐ろしい機動力に加えて、「調整ミスってないか?」と思わせるほどのぶっ壊れ空中ダッシュ攻撃。スマブラに参戦したら強キャラ確定の性能だ。
レリック(スペクターナイト編では秘宝と名付けられている)に関しても何かとおかしい性能の物が多く、例えば魔力を消費して自身のHPを回復する「意思のスカル」。
ボス戦時のスペクターナイトさながらの動きでステージの障害物などを無視して、一番近い敵に攻撃する「ジャッジメントダッシュ」。
極めつけは周りの時間を遅くし、敵やステージギミックの動きを鈍らせる「クロノスコイン」。
しかもこれらの秘宝、なんと強化できる。意思のスカルは回復量が上昇。クロノスコインは効果時間が延びたり。
これらの要素が絡み合って、実際ショベルナイト編よりも難易度はかなり低い。
ステージは前述の新アクションの使い勝手がよく、一見難しそうなギミックも楽々突破できてしまう。
ボスキャラたちも攻撃パターンを変えてあの手この手で仕掛けてくるが、まず苦戦することはない。思いっきり元ボスキャラの力で暴れまわる事が出来る。
拠点では秘宝の入手などが可能。秘宝は各ステージに散らばるレッドスカルと交換できる。秘宝は強力ではあるが、癖が強いので使い勝手を確かめるためのお試しステージを一度突破してからでないと使用できない。
あ、サイレンススズカ #NintendoSwitch pic.twitter.com/gtsbYvguUX
— ジスロマック (@yomooog) 2018年8月17日
他にもサイレンススズカことミッシィからは、ステージで見落としてしまったアイテムをお取り寄せしてもらえる。対価としてゴールドは要求されるが。
ミッシィとの会話から分かるように、会話が何かとシュールな面白さがあるのもスペクターナイト編の魅力だ。スペクターナイト自身が「寡黙で真面目な悪役」といった性格で、実は常識人ポジションのクールな悪役キャラが周囲に振り回されている時の面白さを味わえる。
騎士団に引き入れるときの営業(物理)では、ショベルナイト節全開のクールな会話が繰り広げられる。
普段こそ同じ目的のため行動してはいるが、性根がカオスなので戦うとなると本気で殺しあうのが悪党同士の戦いの良さだ。(スペちゃん本編とはまったく関係ない。)
仮面ライダービルド7、8話辺りのブラッドスタークとナイトローグの戦いが好きな方ならばメチャクチャ刺さるはずだ。
これもほとんど関係ないな。
倒したボスキャラ達は、拠点である塔の酒場にご来店。そこではナイト達の貴重な日常会話を楽しめる。中には自分の矜持を語ったり、お酒を持参して振舞おうとしてくれる気さくなヤツも。
何故か墓場にいたでかいガイコツも遊びに来る。
最初の方こそ人影もないガランとした寂しい酒場だが、ボスを倒していくにつれその部下たちまで集まってきて最終的には大繁盛の酒場となる。
文面だと上手く伝わらないかもしれないが、仲間が段々と増えていく感じが結構楽しい。
無論、クソ上司の期待通りに武装集団のメンバーをスカウトするだけがスペクターナイト編の内容ではない。
スペクターナイトという男がいかにして死霊の騎士となり果てたのか、スペクターナイトの真の願いとはなんなのか。
この辺りが本編進行中にちょいちょい挟まれるスペちゃんが人間であった頃のストーリーを描くドノヴァン編で語られる。
ドノヴァン編は過去の出来事であることを強調するために白黒に近い画面で描かれる。
相棒のルアンと共にあの運命の塔を登っていくことになる。そう、あのショベルナイトとシールドナイトを引き裂いた運命の塔である。あの日塔でいったい何が起きたのか?この辺りも判明する。
この他にもショベルナイト本編では素性がよくわからなかったキャラクター達の過去も判明する。あのサブキャラが過去ではこうだったの!?など新しい発見が多々あり、ショベルナイト本編をプレイしておくと驚きが倍増する。
最後になるが、スペクターナイト編もラストシーンは激エモになっている。
この先は君の目で確か見てみろ!
さぁ、覚悟せよ
爆発で道を切り開く科学アドベンチャー プレイグ・オブ・シャドウズ
最後に紹介するのはボスキャラでもあるプレイグナイトが主人公の物語だ。
ペストマスクにフードの錬金術師というまたスペクターナイトとは違うベクトルのカッコよさが魅力のナイトだ。
このストーリーはショベル・オブ・ホープと同時進行しており、ゲーム中にショベルナイトが度々乱入してくる。
だが完全なサイドストーリーではなく、「もしもエンチャントレスをプレイグナイトが倒したら」というSSサイトにありそうな話を展開するifストーリーとなっている。
端折りストーリー行きます。
- ボクメツ騎士団が出現。いつもの。
- その中、プレイグナイトはある野望を抱えていた。なんと無限の力をもつポーションを作り出そうとしていたのだ!
- ポーションの素材は他の騎士団のメンバーが持っている。何で!?
- 大いなる収集が今始まる。
3番のとってつけたようなボス戦要素から分かるように、プレイグオブシャドウズは他の2作品に比べるとよりコメディ要素が強い。
本編との違い…を紹介しようと思ったが、スペ編とは違い本編とはそこまで大幅な違いはない。横広がりのステージ選択形式、ステージ構成、ボスの攻撃パターンはほぼ同じだ。
しかしアクションは前述の2人とは全く違うトリッキーな動きをするのでその辺りを紹介しよう。
- 攻撃方法が爆弾に変化。爆弾の種類、火薬、信管のカスタマイズ出来る。
- 2段ジャンプが出来るように。そして新アクション「ボムバースト」が追加。
- 拠点が村の下に。
- もちろんレリックも変化
爆弾の種類はコロコロ転がる普通の爆弾「バウンドシェル」。
弧を描いて山なりに飛んでいく対空爆弾「弾道シェル」。
さながらリーフシールドのように周りに爆弾を纏う「旋回シェル」。
他にもクセの強い爆弾がゴロゴロしているが、個人的に良く使ったのは旋回シェル だ。とりあえず装備するだけで敵を爆散できるのでオススメ。
火薬は火柱を立てて攻撃する「炎火薬」や、スライムもりもりドラゴンクエスト3で猛威を振るったはなびのように爆発の判定が残り続ける「クラスタ火薬」など。
火薬によって最大ボム数が決まっているので、強いボムを連打…なんてことは出来ないようにうまく調整されている。
シアーハートアタックだって1つしか出せないでしょう?そういうことです。
信管はオーソドックスな約2秒後に爆発する「ノーマル信管」、敵にホーミングする「セントリー信管」など。 特に「リモート信管」は自分の好きなタイミングで爆破できるため、より吉良吉影ごっこがはかどる。
200以上の組み合わせの中からキミだけの最強爆弾を見つけ出せ!
2段ジャンプ可能とはいえ、ショベさんのようにトランポリンはできないし、スぺちゃんのように忍者アクションができるわけでもない。
そんなインドア派のプレイグナイトの機動力を飛躍的に向上させるのが「ボムバースト」。これこそプレイグナイト編の最重要アクション。
ミニオンが丁寧に説明している通り、Yボタンの長押しで爆風を利用して高くジャンプする事ができる。ジャンプ直前にスティック入力をすれば、指定した方向に飛んでいくことも可能。
しかし、このボムバーストとにかく使いづらい。機動力こそ凄まじく、使いこなせればそれこそスぺちゃん以上のスタイリッシュアクションが出来ると思われるのだが…
とにかく使いづらい。(重要なので)
MSで例えたらヅダみたいな感じ。私がアクションが苦手ということも原因かもしれないが、ジャンプが上手く調節できずそのまま谷底に真っ逆さまなんてザラにある。
だが、そんなヘタクソにも救済措置がある。流石ショベルナイト、抜かりないぜ!!
なんとボムバーストにもカスタム要素がある。
飛び上がる時に前方に打ち出した爆風で攻撃する「マズルフラッシュ」、音速のハリネズミを彷彿させるスピン攻撃を繰り出す「スピンバースト」。
最も勝手がいいのはジャンプした後、ゆっくりと降下する「フロートバースト」。これがあれば安全に着地できるので、アクションが苦手な方は是非。
まぁこれだけ甘くしてもまだクセの強さは抜けきらないので、そこはプレイヤーの慣れに委ねられる。
これらのアイテムは毎度おなじみ拠点で購入可能。
今回の拠点は村の下にある秘密の研究所だ。
研究所には回転するリフトを使って降りていく。男の子が好きなヤツだ。
背景のよくわからない装置のデザインが個人的に好きだ。
ストーリーの節々でこの装置を起動する機会があるのだが、その時のドットもこだわられているので必見。
研究所での助手を務めるのはショベル・オブ・ホープでミニゲーム担当だった「モナ」
本編では気だるげな低血圧系の女性といったイメージだったのだが、プレイグ編では大きくイメージが変わる。この二人のイチャイチャは必見。
体力ドリンクの購入もできる。体力も独自のシステムになっており、ステージ中に前述のドリンクを飲むことで上限を増やしていく。死んだら追加分の体力は消える。
そのため初期体力も低めに設定されている。だが裏を返せば序盤から終盤並みのモンスター体力を確保できる。しかもドリンクを使えばいつでも回復可能だ。
このシステムは自由度が高くかなり気に入っている。
ドリンクは所持上限があり、ステージ中に落ちているので余りがちになる。
見つけ次第どんどんキメよう。
アクションのクセが強い と先ほど書いたように、ステージの道中の攻略はかなり難航する。実際した。
ただ、ドリンクの回復によるゾンビ戦法や強力なレリックをうまく駆使出来れば、ボス戦はまず苦戦しない。
レリック(プレイグナイト編では「アルカナ」と名付けられている。)はそもそものシステムが異なっており、消費した魔力をステージ内で回収するのではなく、魔力が自動で回復する。
プレイグ先生は体内にエターナルサイクラーでも積んでいるのか。
初期体力を低めに設定した代わりに魔術師らしくレリックを強力に…という開発陣の厚意なのかもしれないが、体力は上手くやり繰りすればまったく困ることはない。
ただやはり玄人向けのキャラクターなので、最後にプレイすることを推奨する。
ストーリーは前半こそコメディチックに進むのだが、後半になるにつれモナとプレイグ先生のラブストーリーが展開される。
そう、プレイグ・オブ・シャドウズという物語はラブコメなのだ。
2人の恋愛を応援してくれるサブキャラもいる。しかもそいつらは最終的にくっつく。
ここも含めて完全にラブコメだ。
メインじゃないほうのカップルが人気が出てpixivにファンアートが大量に投稿され、それを公式が認知してネタにしたり、原作者が監修したサイドストーリーが出版されるけどその頃には旬が過ぎてて発表された当初の話題性とは裏腹に部数は伸びず最終的に初版だけで終わるタイプのアレだ。
ラブコメ大好きなアニオタの皆さま、私と一緒に爆発しないか?
さて、オタク特有の早口で支離滅裂なことを言ったが、これにてプレイグナイト編の紹介を終わろう。
モナとプレイグ先生の関係はどうなってしまうのか!?
次回プレイグ・オブ・シャドウズ最終回!!!
「恋はいつだって爆発寸前!」
お見逃しなく!
まとめ、今後の展開
収拾がつかなくなったので無理矢理まとめます。
プレイ時間は1ストーリーにつき8時間程度。スペクターナイトだけは6時間で終了。
値段はリーズナブルなのにかなりのボリュームだ。
Switchの遊びやすさと相まってすさまじい中毒性がある。やめどきがない。
難易度もほど良く、2Dアクションとして十二分に楽しめる。
やりこみ要素も充実。ボスとの再戦や、お題に挑む「チャレンジモード」
難易度が上がる代わりに装備を引き継ぎして最初からプレイする「ニューゲーム+」
総じて隙がないゲームで特に欠点はナシ!
スマブラへの参戦も頷ける。
大乱闘への出張もそうだが、ショベルナイトはコラボに関するフットワークはすごく軽い。
例えば最近稼働を開始した格ゲー、ブレードストレンジャーズとか。
お恥ずかしながら動画でしか確認していないが、再現度は高め。何故か必殺でリンゴマスキングを召喚する以外は。
ガンヴォルト爪やブラスターマスターゼロもよろしく。
しかし漢ショベルナイト、コラボにかまけて何もしていない訳ではない。
なんと来年には最後のアップデートを予定している。